紙copiが5年ぶりにバージョンアップを果たしました。その名も「
紙copi 3」。
紙の使い勝手をPC上で再現するーというコンセプトを元に開発された紙copiは、今年ついに15年目を向かえます。ソフトウェアは、単なる機能ではなく、ユーザーが使うときの気持ちや、それによって生み出されるアイデアの価値によって評価されるという考え方に、ようやく時代が追いついてきました。
紙copiがこれまで生み出してきた革新—、自動保存、紙と箱という概念、色による分類、音によるフィードバック、メモ(書き込み)とスクラップした情報を一つにまとめた管理性、などはいまも何万人ものユーザーに支持され、日々欠かせないソフトウェアとしてご愛用いただいています。
紙copi 3は、これまでの紙copiの方向性を守りつつ、新しい時代のためにデザインを刷新し、新機能を盛り込みました。
- Windows 8.1と64bit版に対応
- Dropbox連携機能
- 取り込み機能の強化
- 次の10年を見据え刷新されたUIデザイン
- 細かい機能のチューニング
Windows 8.1と64bit版に対応
最新のWindows 8/Windows 8.1に正式に対応しました。これによって、Windows 8上ですべての機能を使うことができます。64bit、32bitのどちらにも対応しています。
Dropbox連携機能
紙copiのデータを
Dropboxで同期できるようになりました。利用の方法はとても簡単。箱を右クリックして、「Dropboxの同期対象にする」を選ぶだけです。すべてのデータをクラウドでは管理したくない方もいるでしょう。紙copiは、特定の箱だけをDropboxの同期対象にできるのでどのデータをクラウドで管理するか選ぶことができます。これによって、複数のPCでの紙copiデータの同期ができるようになります。
取り込み機能の強化
ウェブの取り込み機能を一から作り直しました。HTML5やCSS3といった最新のウェブのフォーマットに対応しました。例えば、CSSで指定された背景画像や、JavascriptやインラインCSSが混在した複雑なHTMLページも正確に解析し取り込めるようになりました。
次の10年を見据え刷新されたUIデザイン
新しい紙copi は、最新のフラットデザインの要素を取り込みつつ、流行とは一線を画す毎日使っても新鮮で飽きのこないUIデザインの究極系を目指しました。紙copiはユーザーが「
アイデアを生み出すことに集中できる(Let your imagination fly!)」を最上命題としています。最も重要なボタンである「新規作成」が全体のバランスの中で中心的な存在になるようになっています。
このボタンは、上が下よりも幅がわずかに広くなっており、「手に取った紙を上からみたような」立体感と親しみを与えます。
箱の色は、とりわけこだわった部分です。基本の6色を選び直しました。また、他の色もカスタマイズで選んでいただけます。赤→オレンジ→黄色はこの順番で使っていただくときれいなグラデーションになります。
実は紙copiは、15年前から「メニューを前提としないUI」を設計してきました。最近は他のアプリでもメニューがないUIが見受けられるようになりましたが、設計が甘く使い勝手が悪くなるものもあります。紙copiでは、そのようなことは起こりません。シンプルなUIが好みの方はメニューを消して使ってみてください(「設定アイコン」→「他」→「メニューを隠す」を選んでください)。
細かい機能のチューニング
ここでは紹介しきれませんが、この他にもさらに多くの機能のチューニングや不具合の修正が計られています。
早速、紙copi 3を体験してみよう!
紙copi 3は、これまでの紙copiと同様、ダウンロード後1ヶ月無料で利用することができます。実際に使ってみて気に入ったらご購入をお願いします。
なお、紙copi 3は、メジャーバージョンアップであり、紙copi 2のライセンスキーは利用できません。ただいま、紙copi 2を2013年10月1日以降に購入いただいたユーザー様には特別アップグレード価格で販売しております。